（味噌　その２１）

○　「凄麺　ねぎみその逸品　ＰＲＥＭＩＵＭ期間限定」（ヤマダイ）

　凝ったスープと具材に合わせた本格的な麺で本物の美味しさを演出していることでお馴染みとなっている凄麺シリーズからねぎみその逸品ＰＲＥＭＩＵＭが登場しました。

　比較的息の長いねぎみその逸品の期間限定版として今までのものより濃厚仕立になっているとのことです。本格的な味噌ラーメンの味わいを堪能できそうな雰囲気ですね。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープとおろしニンニクを入れてよくかき混ぜれば完成。ニンニクの食欲をそそる香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。舌の上で転がるような味噌の味わいというのを楽しめるとともにニンニクの風味が口一杯に広がるのでとても美味しいと思えます。

　具は唐辛子、長ネギの２種類とシンプルなのですが、長ネギはとても大きいので本格的な食感と甘さというのを楽しむことができ、味噌スープにもよく合う美味しさです。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りとしっかりとした麺のコシというのを堪能することができ、スープとの絡み具合も良い感じとなっています。

　ニンニクと味噌のとても良い風味と一緒にいただく長ネギの美味しさがとても印象に残るような逸品。さすがプレミアムと思わせるような完成度の高さとなっています。

○　「北の太麺堂々　熟成味噌」（日清）

　太いは旨いということで太麺戦国時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズの北海道限定版の登場。その名も北の太麺堂々ということで千歳工場で造られました。

　今回は熟成味噌ということなのですが北海道醸造味噌を使ったスープになっています。道産味噌ということで今までとは違った気分でスープを味わうことができそうです。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺を軽くかき混ぜてから粉末スープと液体スープを入れてさらにかき混ぜれば完成。味噌と香辛料の混ざった良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。一口いただいただけでも味噌の芳醇さというのが解るくらいに風味がとても良く、香辛料のおかげで身体もポカポカと温まります。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、ニンジン、ゴマ、長ネギの６種類といった味噌ラーメンにピッタリのラインナップとなっており、小さいのですがしっかりと味わえます。

　麺は太麺堂々ならではの太くてガッチリとした麺となっており、滑らかな舌触りとコシの強さというのを楽しむことができ、味噌の風味もしっかりと絡んでいます。

　熟成された味噌の風味と太麺のコラボを心地良く楽しむことができる一品。甘酸っぱい味噌の味わいはかなり本格的なものとなっているので一度は食べてみるべきです。

○　「ご当地横丁　札幌　味噌ラーメン」（サンヨー食品）

　札幌ラーメンといえば味噌ラーメンということで、ご当地らーめんの味というのを純粋に再現しているご当地横丁シリーズから札幌味噌ラーメンが登場しました。

　香味野菜の旨みと味噌のコクが特長の札幌ラーメンです。といったことが蓋に書いてありましたが、スープだけじゃなく麺も含めて札幌らしさが出ていると良いですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけるとインスタントラーメンの味噌味としてお馴染みとなっている独特な香りを確認することができます。

　まずは、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっており、香味野菜の出汁というのがよく解るような慣れ親しんだ味噌スープといったところです。

　具はキャベツ、コーン、ニンジン、長ネギの４種類。これに挽肉が入っていれば良かったのですが、キャベツとコーンの甘さを楽しめるのでヨシとしましょう。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、味噌ラーメンによく合う太めとなっているのに加え、コシの強さもまあまああるので美味しくいただくことができます。

　インスタントでお馴染みとなっている味噌の風味と香味野菜の旨みを楽しむことができる一品。麺もそこそこ札幌ラーメンらしさというのが出ているといった感じです。

○　「スープが旨い！　辛味噌ラーメン」（ヤマダイ）

　ヤマダイとサークルケーサンクスの共同企画カップ麺としてお馴染みとなっているスープが旨い！シリーズから辛味噌ラーメンの登場です。

　コクのあるスープに辛みの効いた味噌味といったことが蓋に書いてありました。味噌の風味と絶妙な辛みの成すスープの美味しさというのを楽しめそうな予感です。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。味噌とニンニクの混ざった食欲をそそるには最強の香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりなのですが、直ぐにピリッとした辛さを感じることができ、味噌特有の甘酸っぱさも楽しむことができます。

　具は挽肉、キャベツ、ニラ、唐辛子、ゴマの５種類となっており、辛味噌に良く合うニラの風味がとても良くキャベツは甘くて辛味噌の美味しさを引き立たせてくれます。

　麺はノンフライのややちぢれ麺となっており、滑らかな舌触りと麺のコシの良さというのをしっかりと楽しめ、スープの風味と辛さがよく馴染むのでとても美味しいです。

　心地良い辛さと味噌の風味が絶妙に合わさったスープが印象に残るような一品。スープに負けることのない麺の美味しさも持ち合わせた食べ得の一杯となっています。

○　「一平ちゃん　焦がしバター風味　味噌味」（明星）

　凝ったスープと具材でお馴染みとなっている一平ちゃんシリーズ。その一平ちゃんのさらに屋台のラーメンシリーズから焦がしバター風味味噌味が登場しました。

　焦がしバターと味噌の組み合わせが良いというのはよく解っていますが、どこまで風味が出ているのかというところに注目します。焦がしバターは風味が命ですからね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。焦がしバターのとても良い香りがしっかりと漂ってくるので思いっきり食欲をそそられました。

　まずは、スープを一口いただきます。香りほどバターの風味はありませんが、焦げた味わいと味噌の味わいが良い感じで合わさっていて美味しくいただくことができます。

　具は挽肉、ジャガイモ、コーン、ニンジン、キャベツ、長ネギの６種類。挽肉の味わいも良いのですが、なんといってもジャガイモの味わいが味噌バターとピッタリです。

　麺はノンフライでややちぢれた中太麺となっており、滑らかな舌触りとモチモチ感というのを楽しむことができ、麺をすするたびにバターの風味が口の中に広がります。

　食欲をそそるバターの風味とバラエティー豊かな具材に加えて食べごたえのある麺の美味しさを楽しむことができる一品。さすが一平ちゃん、良い仕事をしていますね。

○　「でかぶと１．５　たっぷりコーンみそ」（日清）

　太麺堂々でお馴染みとなっている日清の沸騰太めん宣言から生まれてきたでかさも太さも１．５倍というでかぶと１．５シリーズの中からたっぷりコーンみその登場です。

　せっかくの喉ごしなのにノーマルサイズでは物足りないという方々にお勧めの一杯となりうるのか。味噌と太麺が織りなす味わいに注目して食べてみたいと思います。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると本格的だということが解る味噌の香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、スープを一口いただきます。口当たりはサッパリとしているのですが味噌の風味がしっかりと口の中に広がってくるような感じでとても飲みやすい美味しさです。

　具は挽肉、キャベツ、コーン、長ネギの４種類。挽肉は味付けが控え目なものとなっており、キャベツはシャキシャキ感を楽しむことができ、コーンは良い甘さです。

　麺は太めん宣言ということで歯応えと喉ごしのとても良い太めの麺となっており、滑らかでコシの良さを楽しめるほかにボリューム感もあるのでお腹も満足しますね。

　飲みやすい味噌スープと食べごたえがあってしっかりとした太めんのコラボを楽しめるような一品。しかも、リーズナブルないっぱいとなっているのでかなりお薦めです。

○　「スーパーカップ　みそバター味　１０周年　コーン３０％増量中」（エースコック）

　大きくてお腹も満足することでお馴染みとなっているスーパーカップ。その中のみそバターが発売１０周年を記念してコーンを３０％増量して登場しました。

　特許製法のバター状ブロックにより良い風味と味わいを表現しているというのは既に解るのですが、コーンが増えることによって旨みがアップしているのかに注目です。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてからバター状ブロックを乗せれば完成。味噌バターに加えてコーン特有の甘そうな香りもしてきました。

　まずは、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にバターのとても良い風味が広がってくる感じで、芳醇な味噌の風味と味わいというのもしっかりと楽しめます。

　具はコーン、キャベツ、長ネギの３種類となっており、シャキシャキとしたキャベツも良いのですが、コーンが増量したことによって甘さを楽しむ機会が増えた感じです。

　麺はスーパーカップの主流となった３Ｄめん。太めで丸みをおびているということでモチモチ感とコシの強さを楽しめるとともにボリュームもあるのでお腹も満足です。

　味噌バターの最強の味わいに加えてコーンの甘さと旨みというのを心ゆくまで楽しむことが出来る一品。寒い季節に欠かすことができない存在感が伝わってきました。

○　「えびすラーメン　合わせ味噌」（エースコック）

　美味しいラーメンを食べて新年をえびす様のような笑顔で一杯にしようということで登場したえびすラーメン。そのえびすラーメンから合わせ味噌の登場です。

　コクが深まる鯛だし仕立てのスープを合わせ味噌でいただくということなのですが、偏った味付けで濃い味の多いお節料理に飽きてきた時にピッタリなのかもしれません。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。インスタントの味噌風味ならではの香りが漂ってくるとともに、おめでたい寿マークのカマボコが現れました。

　早速、スープを一口いただきます。スッキリとした口当たりでピリッとした辛さがあり、何か懐かしいカップ味噌ラーメンならではの味わいを楽しむことができます。

　具はエビ、カマボコ、キャベツ、ゴマ、唐辛子、長ネギの６種類。エビはプリプリとしていて良い味わいとなっており、カマボコは縁起の良さそうな寿となっています。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、思ったよりもコシがしっかりとしているので時間が経っても美味しくいただくことができ、スープともよく絡みます。

　カップ味噌の伝統的な風味と味わいのあるスープと結構豪華な具材を楽しめるような一品。新しい年明けに何か懐かしさを感じさせてくれる美味しさとなっています。

○　「札幌ラーメン　どさん子　味噌ラーメン」（ヤマダイ）

　フランチャイズの人気ラーメン店として一世を風靡した「札幌ラーメンどさん子」の味噌ラーメンが、あの時代の美味しさがそのままとなって登場しました。

　今では会社名が変わったので「どさん子」という看板を見かけることは無くなりましたが、昔はいろんな街で見かけました。あの頃の雰囲気を思い出していただきます。

　お湯を入れて５分、蓋を開けて麺をよくほぐしてから液体スープと調味油を入れてよくかき混ぜれば完成。バターのとても良い風味が漂ってきて食欲をそそられました。

　まずは、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にバターの風味が広がってきて濃いめの味噌の味わいを堪能できるといった感じで味噌好きにはたまらない旨さです。

　具は挽肉、コーン、モヤシ、ニンジン、タマネギ、ゴマ、長ネギの７種類。いずれも味噌にピッタリのラインナップなのですが特にコーンは味噌バターによく合いますね。

　麺はノンフライでややちぢれた太めの麺となっているので札幌味噌ラーメンらしさというのがよく伝わってきます。そして喉ごしの良さや麺自体の味わいもなかなかです。

　芳醇な味噌とバターを合わせた風味豊かなスープが心の底から旨いと思えるような一品。その旨さをどの地域に居ても手軽に味わうことができるというのが嬉しいです。

○　「渾身の飲み干す一杯　辛味噌ラーメン」（エースコック）

　ついつい飲み干してしまうくらいに美味しいスープでお馴染みとなっている飲み干す一杯シリーズが進化した渾身の飲み干す一杯シリーズから辛味噌ラーメンの登場です。

　ピリ辛スープに青海苔が香ばしい”新”味噌ラーメンといったことが書いてありました。焼そばに青海苔をかけるのは当たり前ですが味噌との相性はどんな感じなのか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜてからふりかけをかければ完成。当たり前なのですが青海苔のとても良い香りが漂ってきました。

　まずは、スープを一口いただきます。見た目よりあっさりとしていてピリ辛となっており、味噌と青海苔の絶妙な味わいが食欲をそそるのでグイグイと飲めてしまいます。

　具は挽肉、モヤシ、青海苔、唐辛子、長ネギの５種類。挽肉は香辛料を効かせた味付けとなっており、モヤシは味噌のピッタリの味わいとシャキシャキ感を楽しめます。

　麺はスナック麺タイプを太めにしたものとなっているので食感の良さというのを楽しむことができ、スープや青海苔がよく絡むので美味しくいただくことができます。

　ピリ辛の味噌スープに加わった青海苔の風味を心地良く楽しめるような一品。意外な組み合わせで最初はどうかと思ったのですが、結構美味しく仕上がっていました。

（味噌 その２１）

（味噌　その２１）